タイにおけるコロナウイルス対策
大変ご無沙汰しております。タイのチェンマイ在住、日本語教師もりすです。
皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
私たちは今のところ元気です。
2020年2月27日現在、タイにおけるコロナウイルス感染者は40名と報告されています。タイにおけるコロナウイルスの状況について詳しくは以下のタイ保険省サイトで説明されています。
https://pr.moph.go.th/?url=pr/detail/2/04/139206/
保健省の報告から、日本人に関係する部分を抜粋すると、「日本からタイに入国した日本人は14日間、自宅やホテルで症状を観察すること」をお願いするという内容です。
これは、タイに長期滞在する日本人にとっては仕方ないですが、短期滞在する日本人にとってはかなりショックの大きい情報ですね。観光に行きたくても、外に出るに出られないという状況です。
では、私の住むチャイプラカーンはどんな状況でしょうか。
以前の記事に書いた通り、チャイプラカーンには中国村があります。そこに住む中国人の多くが、特に若い世代はほとんど、普段はチェンマイ市内やバンコク、プーケットなどで、中国人観光客相手に仕事をしています。ツアーガイドや貿易、通訳といった仕事です。しかしながら、現在コロナウイルスの影響でタイに来る中国人観光客が激減し、チャイプラカーンに住む多くの中国人が仕事を失っています。その結果、若い人たちも家でのんびり昼間からお酒を飲んだり、麻雀をしたり、夜遅くまでカラオケをしたりと田舎暮らしを楽しんでいます。こんな時、ストレスがたまるのは、奥様達ですね。日本もいずれ男たちが行き場を失い、似たような状況になるのかもしれません。
では、地元のタイ人はどんなコロナ対策をしているのでしょう。
チャイプラカーンなど、タイ北部の田舎に住むタイ人は基本的にマスクをしていません。逆に言うと、お店に行くと意外と多少マスクが売っていたりします。2月6日の時点でマクロでも見つけました。
ただ、一人ひとつ、しかも約500円。高いですね。
私たち夫婦も地元タイ人の多くに倣い、ほとんどマスクをつけることはありません。その代わり、殺菌に励んでいます。
タイで殺菌するには何がいいのでしょう。コロナウイルスを消毒できますか。
もちろん大前提として、せっけんやハンドソープで手を頻繁に洗うことが大事ですよね。
しかし、田舎にはそもそも手洗い場所が非常に少ないです。レストランでさえも、そんなに衛生的ではありません。
そこで。
水がなくても洗えなきゃいけない。
ということで。
日本や中国やタイのいろいろな情報を検索し、至った結論は、コロナウイルスにはエチルアルコールに効き目がある。
では、タイにエチルアルコールは現在も売っているのでしょうか。
はい、まだまだたくさん売っています。
左側二つがエチルアルコールです。大きめのボトルのほうがおよそ200円。すでにアルコール70パーセントになっているので、希釈せずに直接手につけて使えます。
右側にある、デトル(Dettol)の消毒液について言えば、コロナウイルスに効き目があるのか、まだ不確かなようです。ただ、タイのお店の床清掃などでよく使われていて、大腸菌なども殺せる強力洗剤です。
うちが使っているのはこれ。
地元の薬局で手に入ります。これもエチルアルコール70パーセント。
「タイに住んでいるんだけどタイ語が苦手」といった方がいらっしゃいましたら、当サイトの写真を見せれば、どこの薬局のタイ人もきっと助けてくれますよ!
それに、手を殺菌するジェルタイプのものも、つい最近ファーンで見かけるようになってきました。売っているものはちょっと大きめのサイズではありましたが、ジェルタイプも便利ですよね。「ジェルが欲しいんだけど、市内には見つからない!」という方、ファーンのマクロまでドライブしてみてください。
以上、今回はタイにおけるコロナウイルス対策でした。
ちなみに今はタイよりも日本が怖い。しばらくタイにいようと思います。
読んでくださり、ありがとうございました!