英語、中国語、タイ語、あなたにぴったりの学習法は?
英語、中国語、タイ語、あなたにぴったりの学習法は?
自分にぴったりの外国語学習方法を考えたことがありますか。
もし今それを考えているなら、素晴らしいことです。
新しい外国語の勉強に取り組む前に、まず学習法を見直す。
これはとっても大事です。
どの外国語の習得も決して簡単ではないですよね。
私も英語、中国語(普通語)を学び、現在はタイ語を勉強中ですので、外国語学習の苦労を知っているつもりです。
そんな私がこのブログを書こうと思ったきっかけは、いろんなお友達に語学習得のコツを聞かれるからです。
さらに、2017年の冬に「日本語教育能力検定試験」を受けたことで、今まで自分が行ってきた言語学習方法のメリット・デメリットを客観的に考えられたからです。
この記事の要点を簡潔にまとめると、
外国語学習に大切なのは、ぴったりな学習法を見つけることです!
(ちなみに、何かを売りたいとか商業目的ではないですので、安心して気軽に以下をお読みになっていただけたらうれしいです。)
なるべく苦労せずに言語を習得する方法
ぴったりな学習法と一言で言っても、
どの言語でも同じ学習法で良いかというとそれは違います。
例えるなら、スポーツを習得するときに、どのスポーツでも同じ方法で練習するかというと違いますよね。
野球、サッカー、テニス、水泳……
それぞれ練習法は異なります。
しかも同じ野球でも、ピッチャーなのかキャッチャーなのかなど、目指す役割によっても練習法は違うように、言語習得も目標設定によって学習法が違ってくるのは当然です。
では、中国語、英語、タイ語の学習を経験して学んだ学習法をシェアしますので、皆さんにとってぴったりの学習法やぴったりの言語を見つける参考にしていただきたいと思います!
まず第一弾は、「中国語(北京語)」の学習法をシェアいたします。
- 学習方法の大切さ
- 「三日坊主」の考え方
- 狭き門、しかし最終的にはストレスフリーなコミュニケーション
1. 学習方法の大切さ
私にとって一番好きな言語は、中国語です。
なぜかというと、
漢字を使った言語だから?
声調(四声)があって音楽みたいだから?
中学生時代に漢文が得意だったから?
どれも嘘ではありませんが、一番の理由は違います。
一番の理由はというと、そう、学習法が良かったのです。
もし中国語と同じ方法で別の言語を学んでいれば、その言語を一番好きになっていたかもしれません。
中国語を始めた時の私の目標は、
「中国語のコミュニケーションを、疲れることなくスムーズに行えるようになること」でした。
外国語を話すときに、頭の中で一生懸命あれこれ考えちゃって、けっこう疲れ果ててしまった経験はありませんか。
しかも、頑張った割にはスムーズに話せず、相手とコミュニケーションがうまく図れないとか。
そんな経験を繰り返すと、言語学習を継続していく意欲がなくなってしまいますよね。
だからこそ、学習法は本当に大事です!
2. 「三日坊主」の考え方
「三日坊主」
語学の習得を目指すにあたり、この表現が頭によぎるかもしれません。
確かに、勉強に飽きてしまい長続きしないことは、誰にでもありえます。
でも少し考えてみましょう。
あなたは、新しい言語の学習を始めてから、どれくらい経過すると飽きますか。
どうですか。
もしかすると、はっきりと具体的な数字は浮かばないのではないでしょうか。
例えば、日記だとか、禁煙だとか、ダイエットだとかは、それこそ「三日」で飽きてしまったり、あきらめてしまったりするかもしれません。
しかしながら、言語の場合は、毎日必ず続けなくてはいけないものではありません。
ですから少しばかり長い視野で取り組めるといえるでしょう。
そうであるならば、最初に取り組む課題に注意を向けすぎるよりも、その後の継続が楽になるような計画を立てるほうが賢明です。
3. 狭き門、最終的にはストレスフリーなコミュニケーション
では、具体的に、日本人が中国語を学ぶ上でどこから始めるのが最善でしょうか。
ずばり、ピンインの読み方を完全にマスターすることです。
中国語は漢字ですべての文章を表現していきますが、日本語における漢字の読み方とは全く違います。
例えば、「我」を何と読みますか。
「われ」とか「が」と読む日本語とは違い、中国語では、ピンインと呼ばれるアルファベットを使ってwoと読みます。しかも、声調と呼ばれる音程が大事で、「我」の場合は第三声で読みます。
ピンイン、声調。
さて、初めて中国語を学習しようと思っている方であれば、この時点で難しい内容ですよね。無理だ、とあきらめますか。
いいえ、あきらめないでください!
逆に言えば、このピンインの知識をしっかり覚えさえすれば、必ず中国語を話せるのです。
ですから、まずは何よりも、ピンインの読み方をすべて正確にマスターすること、ここから中国語は始めましょう。
それと同時に、決してやってはいけないことがあります。
「我」=ウォー
上記のように、カタカナ読みを書く行為です。これは絶対にやってはいけません。
最初のうちは、広い門のように誘惑してくるかもしれません。「これを書けば楽になるぞ。あいさつぐらい早く覚えたいだろ」。こんな声が聞こえてくるかもしれません。いや、もしかすると日本の書店では、カタカナが丁寧に振ってある本さえ売っています。
しかし、絶対にカタカナは書かないでください。
その労力や、早くあいさつを覚えたい衝動を、ピンインを覚えるバネに変えましょう!
中国人の先生をできれば見つけて、見つからなければ発音が上手な日本人を見つけて、ピンインをひたすら覚えましょう。
bo, po, mo, fo, de, te, ne, le, ……
このようにピンインを覚えることだけに最初の1か月を費やせば、後からのあなたの中国語学習には素敵な未来が待っていることでしょう。
その1か月間は「こんにちは」も「ありがとう」も覚えなくて結構です。
漢字がそもそも分かる日本人の場合、中国語学習はピンインこそがすべてと言っても過言ではありません。
ピンインを制する者は中国語を制す。
最初の一か月は、自分にそう言い聞かせましょう。
とはいえ、一か月もすればピンインを覚えることはできます。その後は何を学習すればいいのでしょう。
次回、ピンインを覚えた後の超おすすめ勉強法をシェアしたいと思います!